2026年4月、富山市に県内初となる不登校の児童・生徒に配慮した「学びの多様化学校」が開校します。
名称は「古志はるかぜ学園」とし、藤井裕久市長が「地域に親しまれ、ランドマーク的存在となるように」と命名。
浜黒崎小学校の校舎を活用し、地域との連携を重視した新たな学びの場が誕生します。
古志はるかぜ学園とは?
富山市が2026年4月に開校予定の「古志はるかぜ学園」は、県内初の学びの多様化学校(不登校特例校)です。
閉校予定の浜黒崎小学校の校舎を活用し、各学年10人程度を受け入れる計画です。
藤井市長は4日定例記者会見で、
・「児童生徒の心理的負担を減らし、思いに寄り添った学びの場を提供したい」
と語り、校名選定のポイントとして
・「地域の学校として親しみを持たれやすい」
・「地域のランドマークになること」
を挙げました。

学びの多様化学校とは?
「学びの多様化学校」とは、不登校傾向のある児童・生徒に配慮し、柔軟に学べる特別な学校形態で、国が認める「不登校特例校」です。
富山県内では今回が初の導入であり、それまでの選択肢が限られていた不登校児童の学びの場を大きく拡充する取り組みです。
この学校では、独自の教育課程を編成し、生徒自身が学習内容を選び、自主性を重んじた時間割を設定。
また、ストレスを軽減するための「リラックスルーム」など心理面への配慮も検討されています。
今後のスケジュールと展望
・2026年3月:富山市議会で条例改正の議決を経て、校名が正式決定予定。
・2026年4月:古志はるかぜ学園が浜黒崎小学校校舎で開校(県内初)。
開校後は、地域との連携やカリキュラムの工夫を通して、他県にも広がるモデルケースとなる可能性があります。
不登校の子供やその保護者の学び直しを支え、社会復帰や自己肯定感の向上にも寄与することが期待されます。

まとめ
2026年4月開校予定の「古志はるかぜ学園」は、富山県初の不登校配慮型「学びの多様化学校」として注目されています。
校名には、地域性と親しみやすさが込められ、市長の理念も反映されています。
条例改正による正式決定を経て、浜黒崎小学校の校舎を活用し、地域とともに新しい学びの形を築く期待が高まります。
当記事は以上となります。
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